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リウ

晩夏のヰロハ 

もうすぐ君の誕生日だね 考えに考えたサプライズも 

直ぐにバレちゃってさ それでも君は笑ってくれるんだろう

この頃僕は思うんです 君が甘い甘いお菓子ならば

頭から食べてしまいたい位 可愛い気がします


賑わう神社で 君の横顔を眺める

晩夏の夕暮れ 境内に並んで座った


-狐に驚く少年の指先から離れた風船が

どこまでもどこまでも空高く飛んで行った

ふわふわふわ-


この頃僕は思うんです 君は青く咲いたアサガオみたいに

まだまだ子供な僕に ひと夏のイロハを教えてくれたんだね


賑わう神社を背に 河川敷を歩く

晩夏の夕暮れ 詰まる言葉、空を見上げた 


-狐に驚く少年の指先から離れた風船が

どこまでもどこまでも空高く飛んで行った

ふわふわふわ-


もうすぐ僕たちの 夏が終わるね

それでも全てが 終わる訳じゃない 

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